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新設設備には是非AQUABOXの冷水設備!!
2022.07.26
冷水浸漬(れいすいしんし:Cold water immersion)はリカバリーに最適?
先日、某プロ野球球団の施設設備の担当者様から、選手のリカバリーを目的とした設備の提案依頼がありました。ご質問の回答として、当社のAQUABOXが得意とする水を最大限に活用したカスタムメイドサイズの冷水槽を提案させて頂きました。野球では特にピッチャー陣のコンディショニングが必要とされ、ハード面とソフト面のご提案に大変興味を持って頂けました。
リカバリーを目的とする冷水浴は、海外のプロサッカー(Eliasら2013)やラグビー(Barberら2020)で積極的に導入されている最新のリカバリー方法です。サウナや公衆浴場にある水風呂とは違います。AQUABOXでは、設置スペースに応じて冷温水による交代浴槽、衛生面や安全面を最大限考慮した濾過設備、水温維持装置などの付帯設備など、低コストで一貫した維持管理による最高の成果をもたらすことができます。
ここで簡単に活用方法をワンポイントでご説明します。水温11~15℃で、時間は11~15分間、全身を冷水につけるだけです(Machadoら2016)。このような簡単な方法で筋肉痛に対するリカバリー効果が明らかとなりました。
一般的なサウナや公衆浴場での水風呂は、通常15~20度くらいに設定されていることが多いと思います。しかし、筋肉痛改善のための水温はそれ以上に低く、非常に冷たい温度です。その環境を作り出すためには専用の水温管理設備が必要となります。時間に関しても、サウナ後の水風呂は1~2分程度が多いですが、リカバリーとして推奨する時間としては、11~15分と長い時間が必要です。まずは手始めに、「水温を15度前後に設定して、11分くらい冷水浸漬」のプロトコルで、夏場の試合や練習後の疲労回復のためにお試しください。
参考文献
Barber S, et al. Efficacy of repeated cold water immersion on recovery after a simulated rugby union protocol. J Strength Cond Res, 2020, 34(12): 3523–3529.
Elias GP, et al. Effectiveness of water immersion on postmatch recovery in elite professional footballers. Int J Sports Physiol Perform, 2013, 7: 243-253.
Machado AF, et al. Can water temperature and immersion time influence the effect of cold water immersion on muscle soreness? A systematic review and meta-analysis. Sports Med, 2016, 46: 503-514.